私と夫はお互い韓国にルーツがあります。なので結婚式は韓国感を満載にしたいとずっと思っていました。
SNSやネットでオシャレで可愛い結婚式をたくさん見て憧れましたが、みんなと同じは嫌だったし、オリジナルが大好きな2人なので迷わず決めました。しかしなかなか素材が揃わないので思い切って手作りしようと思いました。

せっかく作るのだから世界で一つのものを作りたく、私たちが結婚式で当日に着るチョゴリと全く同じ色で同じデザインのチョゴリをドールに着せたいと思いました。手作りの醍醐味は安くできる事だと私は思っていますので、ドールは私が幼い頃から集めて大事にしていたテディベアを使用しました。夫は色黒で私は色白なので、そういう所もリンクできて丁度良かったです。

当時私は専業主婦でしたので時間はたくさんありました。もし仕事をしていたらDIYはできなかったと思います。というのも、このウェルカムドールが一番時間かかりました。裁縫は得意な方でしたが人形の服を作るのは初めてで、結局知り合いのチョゴリ屋さんに少し教えていただいて何とか完成しました。

私は結婚式は一生に一度で大切な日だけど、その日のために行った努力は一日で終わらせたくなかったので、式が終わっても家に飾れる物を作りたかったのです。すごく大変でしたが、いざ完成してみると本当に大切で嬉しくてやって良かったと思います。式当日も、列席者のほとんどがウェルカムドールを写真に収めてくれていたのでみんな感動してくれたのだと勝手に解釈しています。自己満足だと思っていたけど友だちには褒められたので嬉しかったです。

本来ウェルカムスペースにのみ飾る予定でしたが、プランナーさんがもったいないと言ってくれ、受付が終わった後に式場の私たちが座る高砂の隣にずっと飾っておいてくれました。私たちがお色直しをしてチョゴリになった時は、リンクしたぬいぐるみと人間が並んで座っているのでとても盛り上がりました。

頭の飾りなどもすべて100円均一で揃ったし、一生大事にできるものが安く可愛く満足のいく出来になって本当にやって良かったです。結婚式が終わった今でもウェルカムドールは玄関にずっと飾ってあります。人形の服が作れたのだから子どもができたら手作りの服も作れるかもと思っています。手作りはやっぱり気持ちがこもるので素敵だと思いました。